ロンドンとパリ
私は生まれつき間欠性外斜視の症状があるのだが、
外斜視を表す言葉で、ロンパリというのがある。
ロンドンとパリ、別々の方向を同時にみているから。
蔑称らしいが、私はこの表現が比較的好きである。
逆に「斜視」というと重い。ズシッとグサッとくるものがある。
今は症状も軽くなり 比較的どうでもよくなったが、
アドレッサンス期などは「写真」という言葉にすらおびえていた程。
「ロンパリ」という言葉を知ったときにはなんとなく気分が晴れた。
「そうか、私はロンドンとパリを同時に見ることができる女なんだ!HAHA」とユカイに思った。
世の中には様々な蔑称がある。バーテンとか、運チャンとか百姓とか、、、
よく分からないけど、何となく使わないほうがいいんだろうなとか思ってるけど、結局軽蔑的な気持ちを持ってるかどうかが重要であって、そんな、言葉狩りしなくてもいいんじゃないか派だけど、一応、蔑称とされてるものは把握しといたほうが無難なんだろうな???
ちなみにバーテンという響きもわりと好きだ。フーテンという言葉がまず、いい。
フーテンの中でも好きなフーテンは、若尾文子主演の映画「瘋癲老人日記」に出てくる瘋癲じいちゃん。最高である。
ところで、なんでロンドンとパリなんだろう。神奈川と千葉とかでもいいのに。